甲子園春

第90回選抜高校野球大会が開幕 航空石川と星稜の初戦の相手は

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第90回選抜高校野球大会は23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。記念大会のため例年より4校多い36校が出場する今大会は、休養日を含め13日間の日程で4月4日が決勝戦となる。開会式では、25年ぶりに行進曲に採用された谷村新司さんの「今ありて」に合わせ、駒大苫小牧(北海道)から富島(宮崎)まで北から南の順に行進した。瀬戸内(広島)の新保利於主将が「大好きな野球ができることに感謝し、ゲームセットの瞬間までベストを尽くして、感動を与えられるようなプレーをすることを誓います」と選手宣誓した。

今大会は、昨年の優勝校である大阪桐蔭の史上3校目の春連覇なるか、神宮大会を制した明徳義塾が史上4校目の秋春連覇なるかに注目が集まるが、石川県から24年ぶりのW出場を決めた航空石川と星稜の活躍も見逃せない。

大会2日目 航空石川ー膳所

膳所(滋賀・21世紀枠)

チーム打率.245と出場校中最低ながら、4試合で33得点はチャンスに強い打線と言える。4番・川村は打率0割ながら、16打数9四死球で出塁率は5割を超える。188センチの長身右腕・手塚は、腰痛で秋は登板機会が限られていたが、春はエースとしての期待がかかる。課題は4試合で12失策の守備。偏差値70の名門校が、データ野球で強力打線の航空石川を攻略するか。

滋賀大会

1回戦:○14-4滋賀短大附
2回戦:○12-1八幡工
3回戦:○6-5
準々決勝:●1-3近江

航空石川(石川・北信越大会優勝)

主力だった上田、原田、長谷川ら昨夏の甲子園メンバーが9人残った。秋季北信越大会で初優勝すると、続く神宮大会でも強豪・日大三に競り勝つなど全国レベルの実力。1年秋から4番を打つ上田は、打率.581で18打点をマーク。25安打のうち、長打がホームラン3本含む11本と持ち前のパワーに確実性が加わった。上位から下位まで強打者が並ぶが、中でもここ一番の集中力で勝負強い強打者・原田、神宮大会ではスタメンから外れたが、走力も高い好打者・的場の活躍が鍵か。投手陣は、北信越の高岡商戦で公式戦初登板で2安打完封した重吉に、昨夏の甲子園で145キロを記録した大橋、試合を作れる左腕・杉本と戦力は整った。投手起用の采配がはまれば上位進出も十分狙えるチーム。

石川大会

2回戦:○12-2輪島
3回戦:○10-0石川高専
準々決勝:○13-6金沢桜丘
準決勝:○14-5金沢学院
決勝:●9-10星稜

北信越大会

1回戦:○4-0高岡商(富山)
準々決勝:○7-1日本文理(新潟)
準決勝:○7-2富山商(富山)
決勝:○10-0星稜(石川)

明治神宮大会

1回戦:○7-6日大三(東京)
2回戦:●4-6静岡(静岡)

大会7日目 星稜ー富島

富島(宮崎・九州大会準優勝)

秋の宮崎大会では、2回戦の小林戦で9回に逆転、3回戦の鵬翔戦は延長サヨナラ、九州大会準決勝の東筑戦でも逆転勝ちと粘り強さを発揮して選抜出場を決めた。2番打者・中川はチームトップの14打点で打率.553と勝負強い。7番以降にも3割打者を置き、どこからでも得点を奪う力はある。9試合で16盗塁と走力もあり、機動力野球を掲げる。逆転の富島、初戦の相手は同じ代名詞の「逆転の星稜」だ。

宮崎大会

2回戦:○9-7小林
3回戦:○7-6鵬翔
準々決勝:○1-0宮崎南
準決勝:○9-1都城東
決勝:●7-8延岡学園

九州大会

2回戦:○4-1文徳(熊本)
準々決勝:○9-2長崎商(長崎)
準決勝:○6-5東筑(福岡)
決勝:●4-7創成館(長崎)

星稜(石川・北信越大会準優勝)

エースで4番のキャプテン・竹谷のケガで沈みかけたチームを救ったのが、全中制覇の経験を持つ1年生バッテリーの奥川と山瀬。奥川はMAX146キロの直球とキレのあるスライダーで北信越大会で2つの完封。投手陣は昨夏の甲子園のマウンドも経験したエース・竹谷に加え、星稜中で全国制覇した寺沢と山口の両左腕と盤石の体制。打撃は秋の公式戦ではホームランがなかったが、打線の軸でもある竹谷が戻り、勝負強い南保やパンチ力もある鯰田に当たりが出れば打線も火が点くだろう。奥川ばかり目立っているが、超高校級の肩を持つ正捕手・山瀬の送球にも注目したい。

石川大会

2回戦:○8-1尾山台
3回戦:○9-2野々市明倫
準々決勝:○2-1飯田
準決勝:○7-0小松
決勝:○10-9日本航空石川

北信越大会

1回戦:○1-0北陸(福井)
準々決勝:○7-5北越(新潟)
準決勝:○7-0富山国際大付(富山)
決勝:●0-10日本航空石川(石川)







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