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石川ミリオンスターズ・近藤俊太郎選手インタビュー:後編

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先日、BCリーグの石川ミリオンスターズに入団した近藤俊太郎投手(22)。北陸大学リーグ通算22勝の実績を持つ石川県出身の長身右腕として、1年目からの活躍が期待される。これまでの野球人生や野球に対する考え方、今後の目標などを語った。

高校でプロを意識して星稜大学へ進学

――具体的にプロを意識したのいつか。

「高校3年生の夏前に練習試合で遠征した時。その試合では出来が悪く7失点したが、相手チームの指導者の方から”君はプロを目指すべきだ”と言われ驚いた。こんな投球内容で”上でも野球をした方がいいよ”では無く、”プロを目指せ”と言われたのは衝撃だった。その頃は高校野球で頭がいっぱいで、上で野球をする事もまだ考えていなかったが、この一言で上で野球を続ける事を意識した」

――星稜大学を選んだ理由は。

「セレクションも受けて、いくつかの大学からも声をかけてもらったが、母子家庭だったので、お金のかかる県外私立大学ではなく星稜大学を受験した。入学後にスポーツも勉強も頑張れば特待を取ることが出来ると言う事もあったので。結果、入学後に特待を取ることができた」

――高校野球から大学野球になって何が変わったのか。

「高校野球と違い攻め方が変わった。いかに詰まらせるか、いかに打者にスイングをさせないかの攻め方を試行錯誤した。1年生の夏に中部学院大との練習試合で、野間選手(現広島カープ)と対戦して抑えたのは自信になった。夏に試してもらいある程度結果を残せたので、秋のリーグ戦から先発も任せてもらった。その秋では3勝、翌年の2年生春(2015年)には、5勝を上げて敢闘賞をもらう事が出来た」

――2年生の春まで順調だったが、その後は苦労したのか。

「2年生の春は自分でもビックリするくらい調子が良く、シーズン途中まで4勝0敗、防御率も0点台前半だったが最後はバテてしまった(笑)。結果は出ていたが、投球には全く納得出来てなく、更なるレベルアップをしないと上では通用しないと感じていた」

――更なるレベルアップのために取り組んだ事とは。

「2年生までは身体質量を意識したトレーニングをしていたが、3年生の春から身体の使い方を意識したトレーニングを取り入れた。上を目指す為に取り組んだトレーニング。すぐ効果が現れるとも思っていなかったので、すぐ結果に現れなくても焦りは無かった」

――大学野球で自分自身一番良かったと思う時期は。

「4年生の秋。3年春から取り組んだトレーニングの効果が4年生の春頃から現れてきた。春のリーグ戦の後から自分の中での感覚が良くなってきて、夏前には自分自身納得のいく球を投げる事が出来きていたので、後はこの感覚に合わせていくだけだった。その時には球速も146キロまで上がり、狙って140中盤まで出せる様になった。秋に福井工大の30連勝を止めた試合がベストピッチングだった」

NPBを目指して石川ミリオンスターズへ

――進路として石川ミリオンスターズを選んだ理由は。

「このままではNPBでは通用しない事が分かっていたので、社会人野球か独立リーグかで悩んだ。社会人野球は、都市対抗等の全国大会レベルの大会に出場しないとスカウトにはなかなか注目されないが、BCリーグはスカウトも近いし、石川ミリオンスターズにおいては、NPBへ多くの選手を輩出している実績もあったので決断した。また、NPBを考えた時に、長いシーズンで戦う事も出来るBCリーグと言う点や、指導のレベルもアマチュアでは受けられないレベルという事もあり石川ミリオンスターズに決めた」

――長いシーズンになるが、体力面等の不安はないか。

「自分の感覚では大学の方がキツイ。大学では週末に3試合して、1戦目完投、2戦目リリーフ、3戦目完投なんて事もよくあった(笑)。また違った疲れは出てくるとは思うが、信頼出来るトレーナーさんもいるので安心している」

――武田監督についての印象は。

「野球をやりやすい環境を作ってくれる方だと思う。元々日ハムファンだったので、初めて監督に会った時は完全にいちファンになっていた(笑)」

――背番号は18だが希望したのか。

「自分から希望した訳ではないが、球団から非常に期待された重い番号を頂いたと思う。背番号に追いつける様に努力していきたい」

――シーズン1年目の抱負、目標は。

「初めてのシーズンなので未知ではあるが、コンディショニングが大事になってくると思う。長いシーズンなので大きく調子を落とさない様に身体と相談してやっていきたい。シーズンを通して、先発として活躍し2桁勝利する事が大きな目標。1年目から結果を出してNPB入りを目指したい。やはり最終的な目標は”NPBでの活躍”」

――野球をしている中学生や高校生達にメッセージを。

「大好きな事を続けるという事は凄く素敵な事だと思う。周りに左右されずに自分の信じた道を進んでもらいたい」

今シーズンから監督に就任された武田勝監督にもお話を聞いてきました

――今年から監督と言う立場となりましたが。

「去年は悔しい想いをした。周りからも”ミリオンスターズ=強くなくてはいけない”と言われている。自分自身、指導者としてはまだ2年目で選手達と共に勉強していると言う状態だが、お互いに協力し合いながら強くなっていきたい。選手へあれこれ言うのではなく、いい所を引き出してあげるサポート役に回るという意識で、選手個々の性格を知る所から入って行きたい。選手一人一人の性格を知ることは、自ずと野球にも活きてくるし大切なこと。その中で野球だけじゃなく、その先の社会でも成長出来る様に指導していきたい。自分自身も野村克也さん(シダックス時代の監督)のおかげで、社会人で経験を積んでプロに行かせてもらった。次はプロで経験した事を伝えるという事も仕事だと考えている」

――近藤投手からも武田監督はやりやすい環境を作ってくれると言っていたが、どの様な事を心掛けているか。

「過去の駄目な自分もさらけ出すことによって、コミュニケーションを取りやすくしている(笑)。相談しやすい環境作りをして、今までにない監督になってあげる事が理想。1から10まで教えるのではなく、1だけ教えて9気付かせる様な環境を目標にしている」

――近藤投手について。

「社長以下球団としても期待している。開幕ローテーションに入る意識を持ってキャンプを過ごしてもらいたい。石川県出身者でミリオンスターズからのNPB入りがいないので、その辺も意識してやってもらいたい。本人は性格が非常に真面目だが、真面目にやっているだけでは結果が出ない事もあるので、遊び心も持って過ごしてもらいたい。生活も楽しんで充実した1年にして欲しい」

――最後に、今回取材協力頂いた、近藤投手、武田監督、ミリオンスターズ関係者の方々本当にありがとうございました。今シーズンの石川ミリオンスターズのご活躍を期待しております。

近藤俊太郎(こんどう・しゅんたろう)1995年12月19日生まれ。185センチ・82キロ。右投右打。小学1年生で野球を始め、高尾台中では軟式野球で投手を務める。野々市明倫高では2年春からエース。3年夏には140キロ超のキレのあるストレートで注目されたが、95回選手権(2013年)の3回戦で、優勝した岩下投手(=現ロッテ)擁する星稜高に1ー4で敗れた。金沢星稜大では1年秋からリーグ戦で活躍。140キロ中盤のストレートとフォークボールを武器に、2年春には北陸大学リーグで5勝を上げ敢闘賞を受賞。北陸大学リーグ通算22勝は、金沢星稜大では歴代最多勝利数。好きな言葉は一念通天。

ミリオンスターズファン投票で3位に

近藤選手は、石川ミリオンスターズファン投票で新人ながら見事3位に選ばれました。3位までの入賞者は新グッズが販売されます。
ミリオンスターズファン投票







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